
安全に留意するのは緊縛調教に限ったことではありませんが、緊縛はSMプレイの中でも特に危険を伴う調教です。
正しい知識を持たずに行うと、奴隷の生命に関わることもあります。緊縛調教の際の注意点を紹介しましょう。
『花と蛇』シリーズで知られる伝説の緊縛師・有末剛先生の教則DVD『有末剛 愛の緊縛レッスン/入門編』から抜粋させていただきました。
■厳守!緊縛五箇条
1.緊縛は必ず相手の同意の下で行いましょう。
2.呼吸器官を圧迫する行為はやめましょう。
3.長期間に渡る緊縛行為はやめましょう。
4.縛られた側が痛みを訴えたらすぐに縄をほどきましょう。
5.パートナーをよく理解した上で緊縛を楽しみましょう。
体の部位で言えば、首の周り・関節・太い血管がある場所は避けましょう。また、結び目が血管を圧迫することがあります。肘の内側や膝の裏、足の付け根、脇の下に結び目が来ないように注意しましょう。 麻縄が肌に食い込むのは美しいですが、調教中に締まってくるので、指二本分くらい入るような余裕を持って縛ると安全です。逆に、吊りの場合にゆるくしてしまうと落下などの危険があります。体重を支えられるように正しく縛りましょう。
手足が冷たくなってきたり痺れたりしたら危険のサインです。「これを言ったらヤメる」というセーフワードを事前に緊縛奴隷と決めておくことをおすすめします。
緊縛調教は、正しく行えば何の危険もありません。窒息や麻痺、血管や筋、骨の損傷など、重大な事故にならないように最新の注意を払って緊縛調教を楽しみましょう。